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他人のライブ

先日友人のライブを観に行きました。
今日もまた別のライブを観に行きます。



当たり前の事ですが、他人のライブに接するとき、『そのライブに至る過程』というのは直接的にはわかりません。
基本的に、目の前に現れ、自分が触れる事のできるのは『結果』のみです。
その曲についてメンバーがどれほど話をしたのか。
どれほど考え、工夫し、努力したか。
これらはそんな簡単には感じられるものではないし、演奏者にとっては簡単に伝わるものではない気がします。

音楽は結局、『結果』のみが評価される。
その考え方は正しいと思います。
この考え方を棄ててしまうことは、音楽をただの自己満足におとしめることになりそうで。
だから、僕は『結果』と向き合う事を棄てたりしません

その一方で、結果のみを捉えることに徹するのはとても傲慢な態度に思えます。
先ほども言いましたが、ライブを迎えるにあたって演奏者は多くの時間を費やしています。
多くの時間を費やし、そのライブについてたくさんのことを考え、努力しているはずです。
ライブに至る過程を無視するというのは、演奏者の思考や努力を無視することにつながりそうで、僕はそういった鑑賞をしたくはありません。
友人のライブであれば、バックグラウンドもたくさん知ってますしね。
そういう要素も無視したくないという思いがあります。
だから、僕はその演奏に至ったであろう『過程』を感じる事も棄てたりしません

この相反する2つのスタンスを同時に進行させつつ観る、というのはもちろんしんどいです。
自分がそういう見方をしたいのだから仕方ありません。
僕にとって、他人のライブを観るというのは大変疲れるものです。
でも、満足いくライブでは心地よい疲れを感じることができて、そういう疲労は何度でも味わいたいものです。

少なくとも他人のライブに期待する事。
それは、演奏者のみなさんが(色んな事を思いつつも)『やってよかった』と思えること。

今日のライブも楽しみにしています。
頑張ってくださいね。

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ちょっとえらそうな書き方になってしまいました・・・
気を悪くされた方ゴメンナサイ。

by sasayanx | 2004-11-03 12:06 | 音楽  

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